日本数学会

男女共同参画社会推進に関するアンケート



アンケート自由記述まとめ



Q27  「数学に最初に興味を持ったきっかけは何でしたか」


* 数学はなんとなく格好良かった。
* 抽象的世界を知ったこと。
* ともかく楽しかった。
* 高校数学が論理性に欠けると思った。
* 円周率を200桁まで覚えたこと。
* 数学の歴史の絵本を読み,0や無限大について書いてあったこと。
* 数学の成績が悪かったので一念発起して勉強を始めたこと。
* πの不思議。
* 幾何学の証明。
* 二桁以上のかけ算を習ったとき。
* 問題が解けずに長い時間考えたこと。
* 問題が面白かった。
* 親父の話。
* 問題を創るのが楽しかった。 
* 父の影響。
* 母親が時計の読み方を教えてくれた。
* 「億」と「00000000」(ゼロが8個)が交換可能という定理を得たこと。
* トランプの数字が好きだった。
* 親が数学教師(50−54歳、男性)。
* 友人の影響(45−49歳、男性、10)。
* 面白い問題に出会ったこと(30−34歳、男性)。
* 学習雑誌(50−54歳、男性)。
* むずかしい概念の説明が皆の前でできたこと(30−34歳、男性)。
* フェルマー予想を知ったこと(45−49歳、男性)。
* 電卓であそぶことに熱中し数のなぞを感じた(30−34歳、男性)。
* 考えさせられるような難しめの問題にあったこと(25−29歳、男性)。
* ラジオの設計に必要だったから(55−59歳、男性)。
* 父からそれが算術だと言われたから(55−59歳、男性)。
* 面白く感じたから(24歳以下、男性)。
* なぞなぞやクイズが好きだった。理論好きだった。
* 父に教科書以外のことを教えてもらった。
* 大学の数学の講義に感銘を受けたこと。
* 百科事典で。
* 面白い本を読んだ。
* なんとなく。
* 普通に答案を書いているつもりが、かなり論理的にきっちり書いていたらしく、高校の先生に特別視された。
* 面白い数学の内容を知った。
* 数えることの楽しさ。
* 矢野健太郎さんのテレビ番組。
* そろばん。
* 創元科学叢書を読みあさるうち数学の必要性がわかった。
* 学校で習う教科のうち最も学問としての価値を感じた。
* ラジオ制作に興味を持っていたが電気の本を読むのに多少の数学が必要だったから。
* テストでの高成績。
* よい本が70年前(昭和5年)。
* 100の3乗根 1デシリットルの立方体の1辺の長さは?という問題。

Q28「大学、大学院などで数学を専攻している過程で、一番影響を受けた人は誰ですか」


* 大学院の先輩。
* 数学の良書。
* まわりの先輩たち。
* 自分の分野で良い仕事をしている同年齢が少し上の海外の研究所。

Q30.「encourage されたのはどういうことでしたか」


* 数学はとにかく楽しい。そして自分と同じように楽しんでいる人が他にもいる。
* 研究能力を正しく評価できる人物が世界のどこかに存在すること。
* 国際研究集会における発表への反応。   
* 面白いと感じること(55−59歳、男性)。
* 理解が深まったと感じられたとき(40−44歳、男性)。
* 先達の論文を理解できたとき(55−59歳、男性)。
* 同じ専門の友人(国際的に)の存在(55−59歳、男性)。
* 優れた研究者の存在(55−59歳、男性)。
* 問題さえ持っていれば数学はどこにいてもできる。

Q31.「discourageされたのはどういうことでしたか」


* 論文を投稿してもreject または長期間放置したこと。
* 学生の面倒をみることなど,とにかく忙しくなったこと。
* 時間がない。
* 追求している問題を人に先を越されるとき。
* 研究時間が十分に取れないほど忙しくなるとき。
* 自分の論文のミスプリント。
* 会議など。
* 学ぶべき事柄の順序が明確にわかっていたら、無駄な苦労をせずに、若いうちに要領よくもう少し何かできたかもしれない。「天才、秀才が何人かいれば、後は適当でよい」という考え方はわかるが、普通程度の数学者にとってはつらい。
* 研究時間不足。
* 研究以外の業務の多さ。
* わけ縄からない障碍はたくさんあった。
* 研究能力も評価能力もない教官によるアカデミックハラスメント。
* 卒論・修士論文・博士論文の指導負荷が大きい。1人で14人の学生を指導した年も  あった。
* 日本における発表への反応。
* 職場でのアカデミックハラスメントによる精神的なストレス(40−44歳、男性)。
* 盗作された(60歳以上、男性)。
* 苦手な人と付き合う必要があること(30−34歳、女性)。
* 女性、雑務に追われて研究がしにくいこと(50−54歳、女性)。
* 指導教官ではないが、折り合いの悪い教授がいた(45−49歳、男性)。
* 研究時間が取れない(45−49歳、男性)。
* 学閥やコネによって、優秀でない他者が優遇されている現状(30−34歳、男性)。
* 指導教官以外の、しかも他分野の教官から、まったく偶然に「君は何本論文をかいているのかね」などのやや揚げ足のような発言を受け、その人物の人間性を疑いかねない言動によりdiscourageされた。
* 社会へ研究内容を説明することの難しさ。
* 雑務に終われ時間がとれない。
* 正しく証明されていない結果が認められてしまっていること。
* 研究環境の悪さ(図書がない、時間がない)。
* 「海外流出」ということがありました。
* 科研費不採択。
* 様々な思い煩い。
* 研究の時間が充分にとれないこと。
* 特にdiscourageされた覚えはない。

Q37 「最初の常勤職についたときの採用の決まり方」その他の項目の記述

* 就職先からの指名。
* 学部時代の他分野の教授の紹介。
* 非常勤の勤務先に就職。
* 突然呼ばれた。3人の候補から選ばれた。
* 指導関係にない教授。
* 昔の指導教授。

男女共同参画に向けて学会に望むこと




* 環境整備、またはその働きかけ、啓蒙活動。
* 女性をencourageする姿勢をもち、日常的に表明していく。
* マイノリティということで優遇されるのではなく、実力に応じて評価してほしい。
* 少子化と人口減に対処するために、男女共同参画がすべての職場で必要になる。
* 学会開催場において、保育所・託児所の設置など。
* 性差を解消し、両社の特性をそれぞれ発揮する。
* 数学会は十分平等な形態を保っていると思う。
* 産休,育休がとられているかの調査。
* 学会中の託児所の紹介や補助金の交付の検討。
* 女だからこうしてくれということは特にない。
* 数学の場合,まず学生に女性が少ない.理由はよくわからないが数学への理解を深める努力が必要か。
* 女性に関心を持たせるような数学教育の充実。
* 男女共同参画は容易な問題とは思わないので具体的提案はなかなか思いつかないが,学会中の保育所の設置はありがたく,関係者に感謝しています。
* 他の科学的分野に比べて,数学を続けることの方が困難かもしれないが女性の場合は特に育児などで物理的に身動きできなくなり,研究の中断も余儀なくされます.そのようなときに任期制,競争原理が取り入れられると,研究の成熟期に入る前にはじき飛ばされる可能性が強くなります.年齢制限なども議論の余地が大きいので,このようなことについて討議する場が欲しいです.個人が啓蒙される以外には道はないので,時間はかかっても討議の結果を広報に載せるなどの行為から人事がより公平になり,開けていくことを望みます.
* 大学の学部に来る男女比率が違うにもかかわらず,就職において男女比率を変えようというのは無理がある.教育環境の変化が就職環境の変化をもたらすと考える.
* 大学の研究職ならば夫婦で夫が週日,妻が週3日という勤務形態でも良いのではないか(一人当たりの給料を半分にしても).
* 数学の大学教員に限れば、女性のほうが優遇されていることはどこかでアピールしてほしい。
* 女子学生を励ますこと。国公立大学に30年余り勤めた後、私立女子大に3年勤めましたが、卒業研究のテーマを自分で見つけたのは、女子大生2人いただけでした。彼女たちのテーマは、近隣国公立大学の教官が激賞しています。
* 「共同参画」とは何かを明らかにすること。
* 学会・研究会時の託児所設置。
* 比較的距離をおき、特に礼儀(現行憲法の精神にあった意味での)を重ずるという前提のもとに、科学・技術・教育上の協力関係を構築すること(前提なしに”共同“を強調すると崩壊と恐れがある)。
* 高等学校・中学校の教師で研究されている人にもやりやすい環境を作ってほしい。
* 多様な評価、活発な議論(男女同数で)。
* すべての女性に甘く接するのではなく、良識あるすばらしい女性を登用してあげるべき。  
* 数学会(界)は自由にものを言える世界なので、女性は男性の気づかないことを発信し、みなでそれを検討すればよいと思う。
* 学会がこの問題に関心があるということをきちんと示し、続けてほしい。「継続は力なり!」
* 学会時の保育室設置の動きはとても良いと思います。ただ設置するだけでなく、「学会等に子供を連れてくるのは当然(の権利)である」という雰囲気をさまざまな方法で着実につくりあげていってほしいと思います。
* 国立大学出身の研究者と私立大学出身の研究者の間にある根拠のない差別をなくしてほしい。
* 男女に関係なく、アカデミックハラスメントの解消(40−44歳、男性)。
* 職場の近くに保育園、幼稚園、学童保育の場があること(55−59歳、男性)。
*女性だからという意識を捨て、男の人と対等に勝負するというのでなければ駄目だと思うので、女性を甘やかさないようによろしくお願いします(60歳以上、女性)。
* 何故男女共同参画を推進することが良いことだと無条件に考えることができるのかが理解できない。イデオロギー的な行動ではないかと心配している。
* 保育・託児施設の整備が急務である(25−29歳、男性)。
* 女性の十分な活動の場を提供してください(25−29歳、男性)。
* 職場の宣伝(30−34歳、男性)。
* 女性の比率が少ないかどうかの客観的なデータを知りたい。たとえば、数学を勉強する大学生(そのうち女子大に所属する人の率)、修士や博士の学生、その中での学位取得率、アカデミックポストへの就職率、大学教員のうち講師以上の男女比率などを知りたい(30−34歳、女性)。
* 海外から十分影響を与えうる女性研究者を多数招聘し、講演会を行う(45−49歳、男性)。
* 男女各々がその特性に応じ平等とみなせる機会を得ることに大賛成だ。男女間のみならず今だによく見かけるコネ人事(しかも近年は外見は公募の形をしている)を減らし、氏素性によらぬ平等参画についても議論してほしい(30−34歳、男性)。
* 現在、就職に関しては数学では男女差別はほどんどなくなっていると思われる。研究会などの組織者、代表などに女性が多くなれるよう積極的に(あるいは半強制的に)役割を負わせることにより、もっと女性の活躍がめだつようになり、研究職につこうという女性も増えるのではないか(55−59歳、男性)。
* 家族で大会に参加できる環境がほしい(保育室、児童のための遊び場など)(30−34歳、男性)。
* 文部科学省とは距離をおいてもらいたい。
* 資料等に性別を書かない。
* 意識改革が重要なので世の中にアピールしていく(こうしたアンケートを通じて)こと で変わると思う。
* すべてのポストが業績および教育経験・社会還元に基づく完全公募となることによって 女性の助教授職以上が増加すると思う。また、海外で博士号を取得しポスドクを経験した 人にもっと門戸を開いてほしい。
* 広く人材を(仲間だけに求めるのではなく)求める努力がいる。統計的に見ると役職な どが同じ母体からしかでないように思える。プロ野球のスカウトのような気持ちがほしい。
* 学会の総会・国内研究集会での保育施設の“設置”(←理想を言えば“充実”)。女性が増 えて育休をとりやすい環境にしてほしい(私の知る限り誰もとっていない!)。このための 女子学生支援(ヨーロッパやアメリカのように女性数学者の集いや女子学生の集いを!!)。
* 保育室補助(400円/h)について夫(数学者)の学会出張に来た専業主婦が東京観光 をするのに子供を預けても補助金を出すのですか?専業主婦の妻が急病で子供の面倒を見 られないときは?保育室の利用が補助を出すのにふさわしいか判断は難しいと思います。 (女性のみ可能というのも変)。主な対象としている共稼ぎの夫婦は会場に保育室があれば 良いだけで補助金は必要ないと思います(十分な収入があるはず)。補助金制度はやめてく ださい。こんな人(専業主婦)のために学会費が使われるのなら脱会します。
* みんなは家庭を守るべきである。子供の教育を大切にせよ!男はもっとしっかりせよ!