日本数学会

会報 88

1998年 2月


1.1998年度年会について

・会費の徴収

 名城大での年会では,会期が木曜日から日曜日ですが,名城大学の御協力により例年通り,会場において全期間会費の徴収を行います.
 なお,本会の会費納入は規約上は前納となっておりますので,会員名簿綴じ込みの振り込み票により,3月中に払い込まれますようご協力頂ければ幸いです.
 また,'98年度会費の郵便貯金からの引きおとしは3月30日(月)となっております. この制度を利用されている会員の方は確認をお願いいたします.

・記者会見

 1998年度年会に先立ちまして,1998年3月25日午後3時より,名城大学において記者会見を行います. 記者会見は,日本数学会の活動を広く広報するために行われているもので,日本数学会賞春季賞受賞者の発表,日本数学会国際研究集会(MSJ-IRI)の紹介などを致します.
 当日は,年会大会委員長,理事長,広報委員長の他,受賞者,MSJ-IRI責任者等の方々が出席します.

・レセプション

 年会会期中の3月27日午後6時より,八事マルベリーホテルにおいて懇親会が行われます. 出席ご希望の方は,72頁にある申込み書見本を参考にして,必ず3月16日(月)までにハガキにて数学会事務局にお申し込み下さい.
 会費は6000円です.当日会場にてお支払い下さい.
 当日は,年会の総合講演者,日本数学会賞春季賞受賞者,特別講演者,市民講演者等をご招待致します.
 なお,準備の都合上,懇親会のご出席は,恐れ入りますが申し込みをされた方に限らせて頂くことがあります.

・企画特別講演について

 前年度に引き続き1998年度年会の1,3,4日目の午後1時から2時まで,企画特別講演を行います. この企画特別講演は従来のサーベイレクチャーズを発展させたもので,たとえば大学院生が大会に出席して良かった,と思えるような講演を企画して別枠で行うものです.
 このプログラムは各分科会の責任評議員とセッション責任者からの提案を基に,プログラム委員会で決定したものです. 今後評議員会等でさらに検討を続けてより良いものを目指します.

2.「日本数学会賞建部賢弘賞」検討委員会について

 建部賢弘賞は,若くして優秀な業績をあげる等の,数学の活性化に寄与している日本数学会会員の研究を奨励する目的で制定されたものですが,2回の授賞が実施されたところで,賞の性格を見直すべきである,との指摘が少なくない会員からありました.
 標記の委員会は,そのために,1997年度第3回評議員会で設立が承認されたもので,委員は,三宅克哉,小島定吉,野村隆昭,俣野博各評議員と浪川理事長です.
 委員会は11月22日,12月26日両日に検討を行いました. その結果建部賢弘賞を,顕著な業績をあげた若手研究者を顕彰する賞と,もっと若い人の優れた学位論文等の業績を奨励する賞の二つの賞に分割することを,1月31日の第4回評議員会に答申いたしました.
 この答申に基づき,建部賢弘賞の改革についての検討を理事会と評議員会ですすめ,最終的な改革案を数学通信で全会員にお知らせした上で,再来年度授賞(募集は来年度)から実施する予定です.

3.「日本数学会教育委員会」設置検討

委員会について

 日本数学会の活動において,初等中等教育から,大学と大学院での数学教育に関係する事柄の重要性が増していることに鑑み,教育委員会を設置する方向で,標記の検討委員会が1997年度第3回評議員会で設置されました.
 この検討委員会の委員の任期は,1998年3月31日まであり,現在は,深谷賢治,高橋陽一郎,浦川肇,成川公昭,砂田利一各評議員と浪川理事長で構成されています. 教育委員会の構成,任務などについて検討中であり,来年度中には具体的な案が提出されることになります. 評議員会と理事会での検討を経た上で,あらためて報告いたします. なお,日本物理学会にはすでに教育委員会が設置され,物理学教育に関する雑誌を発行しています.

4.「代数学賞」の基金の受け入れについて

 すでに,数学通信第2巻3号の分科会便りなどで紹介されたとおり,代数学賞が制定されました. 本賞の基金は,先行する幾何学賞の場合と同様に,日本数学会定款第42条に定める寄付者の指定による寄付金として日本数学会に委託されます. この,基金の委託については,1月31日の1997年度第4回評議員会で承認されました.
 賞の規定については,数学通信第2巻3号52ページ以下を参照して下さい.

5.学術委員会報告

(1)第9回MSJ-IRI(日本数学会国際研究集会)について

 現在第9回MSJ-IRI(2000年4月から2001年3月の間に開催する)のテーマを公募中です. 応募については92-93ページを参照下さい. 前回の公募の時の応募は2件でしたが,このMSJ-IRI は財政的には数理科学振興会からの援助(100万円)も期待され,マニュアルも出来てきました(希望者にはコピーをお送りしますので御連絡下さい)ので,以前に比較すればはるかに開催しやすくなって来ています.
 またテーマの公募ですので,会員の皆様の積極的提案を期待しております.
 参考の為,これまでの実施分と実施決定分を以下にあげます(括弧内は,開催年度,代表者,議事録です):

  1. 第1回MSJ-IRI 幾何学と大域解析学 (1993, 西川青季,Lectures on Geometric Variational Problems, Springer, 1996)
  2. 第2回MSJ-IRI モジュライ空間のトポロジー (1993, 三輪哲二)
  3. 第3回MSJ-IRI 幾何学的複素解析 (1994,野口潤次郎,Geometric Complex Analysis, World Scientific, 1996)
  4. 第4回MSJ-IRI 非線形波動 (1995,小澤徹,Nonlinear Waves, Gakkotosho, 1997)
  5. 第5回MSJ-IRI 結び目理論 (1996, 鈴木晋一,Knots '96, Lectures at Knots' 96 (2冊), World Scientific, 1997)
  6. 第6回MSJ-IRI 高次元代数多様体 (1997, 森重文,Adv.Studies in Pure Math.予定)
  7. 第7回MSJ-IRI 類体論−その100年と明日への展望(1998, 三宅克哉,Adv.Studies in Pure Math.予定;http://urban.math.metro-u.ac.jp/~shayashi/CFTe.html)
  8. 第8回MSJ-IRI 計算可換代数と組合せ論 (1999, 日比孝之,Adv.Studies in Pure Math.予定)

(2) MSJ-RW(日本数学会 Regional Workshop)について

 これまで,以下の2件が実施されました(括弧内は,代表者,実施日,実施場所).

共に,数学会の新出版物シリーズである,Memoires,から講義録・議事録を出版すべく準備が進行中です. 1998年内に開催の決まっているものは以下の通りです.

 上記3件についてのお問い合わせはそれぞれの代表者へお願いします.他1件を検討中です.
 開催主旨・申し込み等は数学通信2巻3号(1997年11月),p.45 を御覧ください.
また,連絡・御意見は全て,東大数理・野口まで. 学術委員会の電網頁は,http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/MSJG.html

(学術委員会委員長 野口潤次郎記)

6.第6回日本数学会国際研究集会「高次元代数幾何」についての報告

英語題目:
The VIth MSJ International Research Institute-Higher Dimensional Algebraic Geometry
組織委員:
森重文(代表),川又雄二郎,斎藤恭司,宮岡洋一,向井茂
主催:
日本数学会,京都大学数理解析研究所
会場:
京都大学数理解析研究所420号室
期間:
International Conference 1997年6月2ー6日
Workshop 1997年6月9ー13日
事務局:
京都大学数理解析研究所研究部交流室 (e-mail: chie@kurims.kyoto-u.ac.jp)

 表記国際研究集会が上記のように開催されました. オープン形式の集会でしたので,参加者の実数を正確には把握していませんが,参加者リストに記入した人の数は122名,その内訳は,国外からの参加者15名(内大学院生2名),国内参加者107名(内大学院生38名)でした.
 これまでのMSJーIRIはクローズド形式で,パラレルセッションを行うというのが通例でしたが,研究者の人口,事務体制など種々の条件を考慮して,今回あえて慣例を変えてみました.
 前半のConfereneでは,高次元代数多様体論,特に森理論に代表される双有理幾何学の最新の話題について,第一線の研究者による18の一時間講演を行いました. 標数0の新しい特異点解消理論など毛色のかわったホットな話題もあって,理論的に高い水準の会合であったと思います.
 後半のWorkshopでは,一時間講演では,全貌がつかみにくい Sarkisovプログラムについて A.Corti氏が4回6時間にわったてサーベイレクチャーを行ったほか,4つの90分のセミナートークがありました. 時間をたっぷりとり,間の質問も自由にしたため,より専門家向けにつっこんだ内容となり,Workshop形式の良さを改めて感じます.
 二週間にわたる研究集会の期間だけでなくその前後の時期にも,若手研究者による勉強会をもつなど多彩な研究交流が行われ,好評の内に閉幕しました.
 この研究集会での講演の一部は,Advanced Studies in Pure Mathematics の一冊として出版される予定です.

(宮岡洋一記)

7.国際交流委員会

  1. 国際交流委員会では,現在経済的に困難な状況に陥っている地域における数学の発展および数学者の交流を促進するため,それらの地域で開催される国際研究集会に対して財政的な援助をすることができます.
     1998年4月1日から1999年3月31日までに開催される国外研究集会に対して援助をご希望方は,数学会事務局宛にご応募下さい.
     援助の条件,援助の決定方法および申請書類については,「数学通信」第2巻第2号(p.29)をご覧下さい.また申請期限は毎年2月末日となっておりますが,今回は3月10日到着分まで受け付けいたします.
  2. 国際交流委員会では,来日数学者の講演援助をしております. 援助を希望される方は数学会事務局に申請書類をご送付して下さい.
     援助の対象者となる来日数学者の要件,および申請書の様式と注意事項に関しては,「数学通信」第2巻第1,2号(p.60, p.28)をご覧下さい.
  3. 1997年度の羽鳥プロジェクトによる中国人数学者として Luen-Fai Tam 香港中文大学教授(世話人 板東重稔東北大学教授)の招聘を決定いたしました.

(国際交流委員会委員長 西川青季記)

8.出版委員会報告

(出版委員会委員長 谷島賢二記)

9.Journal 編集委員会

 Journal編集委員会では掲載待ち論文の急激な増加に対処するため,当分の間原則として以下の措置をとります.

  1. 前に投稿し受理された論文がまだ印刷になっていない場合は,単著,共著に関わらず重ねての投稿はご遠慮ください.
  2. 受理論文の長さが標準的なTeXまたはそれに準ずる原稿で37頁を越えている場合には,Japanese Journal of Mathematics へ推薦させて頂きます.
     また投稿論文のTeX化に伴い,Journal of the Mathematical Society of Japan のTeX 化による印刷を試みております. 現時点では次号掲載見込みの方のみフロッピーディスクをいただいておりますが,詳細が決まり次第,掲載決定と同時にフロッピーディスクを頂く予定でおります.

(ジャーナル編集委員会委員長後藤四郎記)

10.数学基礎教育ワーキンググループ報告

・教育課程審議会「中間まとめ」を公表

 教育課程審議会は昨年11月17日当初の予定より1月ほど遅れて「中間まとめ」を発表し,次期学習指導要領改訂の基本方針を示した.
 その内容はほとんどすでに報道されていたものである. それについては「数学通信」前号の数学基礎教育WG報告をお読みいただきたい(38ページ).
 注目されていた授業時数については(案)として提示されたが,各科目の時数は基本的に一律削減で,特に中学校の数学は3,3,3時間となった. これは最も恐れていたことであり,中学の数学教育は根本的見直しを迫られるであろう.
 また時数の削減と内容の「厳選」の結果,高等学校の最終学年で微積分と線形代数を現在のレベルで学習することは殆どできなくなった. つまり「標準」時数だけでは大学で現在要請されている水準に高校で達することは不可能である.
 また一部新聞で「数学史」を教える科目が新設されるという報道があったが,これは正しくなく,「中間まとめ」では「例えば,中学校で学習した内容を基礎とした数学史的な話題や日常の事象についての統計的な処理など,数学的な見方や考え方を社会生活に生かすことのできる内容を取り入れた新たな科目を設け,必修科目として選択的に履修できるようにすることについて検討する.」となっている.

・教育課程審議会委員に教科別委員加わる

 12月12日付で委員の拡充があり,数学関係では小松彦三郎(高等学校),能田伸彦(中学校),秋山仁(小学校・幼稚園)の3氏が新たに任命された. それぞれは対応する分科審議会に属し,各レベルの学習指導要領改訂に当たることになる. 今年と予想される最終答申とともに教科等別委員会が設けられ,実際の学習指導要領の改訂作業が始まる.

・「数学教育の会」主催の臨時指導要領検討会

 この会は数学者,数学教育研究者,文部省教科調査官の連絡会として弥永昌吉・秋月康夫氏等により作られた長い伝統を持つ. 最近は1月9月の年2回の会合を定期的に開いている. 学習指導要領編成への動きが急であるので,3月21日に臨時の検討会を開くこととなった. 場所は東海大学本部の予定であるが,詳細は未定.連絡先は秋山仁氏.

(浪川幸彦記)

11.谷口国際会議,奈良98について

 数学の研究に多大な貢献をされてきた谷口工業奨励四五周年記念財団は1999年に解散されます. 標記の研究集会は同財団数学部門の最後の研究集会として企画され,日本数学会は共催することに致しました. この研究集会には,希望者は参加できますので,興味のある方は,89ページを参照下さい.

12.Oberwolfach 研究所を支える会について

 標記の会は,Oberwolfach 研究所の財政的な困難を少しでも改善する目的で,1992年に設立されたものです. この会には,機関会員と個人会員とがあり,日本数学会では支援参加の呼びかけに答えて,このたび機関会員となりました.
 機関会員の年会費は1000マルク,個人会員の年会費は100マルク以上となっています. 日本数学会会員の方で,個人会員の登録について興味のある方は,会報94ページの会の会員募集をご覧ください.

13.ICM98の Second Announcement について

 本年8月18日から27日まで,ベルリンで開催される,ICM98の Second Announcementは,去年までに申し込みを行った人に送られてきているはずです. これについての情報を得るためには,下記のICM98ホームページをのぞいてみて下さい.
 http://elib.zib.de/ICM98

14.来日数学者について

 1997年2月5日現在,来日中及び来日が予定 されている数学者のうち,滞在期間を含めて 本会に連絡があったのは下記の方々です. [ ]内は世話人です.

K.N.Beronov (Bulgarian Acad. of Sci.)
   1994.7.13〜1998.3.31    [岡本 久]
J. Koolen (オランダ)
   1996.3.21〜1998.3.20     [坂内  英一]
B. W. Curtin (ウィスコンシン大学)
  1996.8.6〜1998.8.5       [坂内 英一]
V. Gutev (Univ.of Sofia)
  1997.3.8〜1998.11.6      [野倉 嗣紀]
M. kwiechinski (ポーランド,クラコフ大)
  1997.3.19〜1998.3.18     [卜部 東介]
J. Koolen (Oxford 大)
  1997.3.21〜1998.3.20     [坂内 英一]
G. Dito (Bourgogne Univ.)
  1997.6.7〜1998.5.31      [小嶋 泉]
Qi Zhang (Univ. missouri)
  1997.8.1〜1998.7.31      [川又 雄二郎]
C. Ingalls (MIT)
  1997.9.3〜1998.8.31      [森 重文]
V. Colin (Univ. Paris VI)
  1997.10.2〜1998.9.30     [柏原 正樹]
Y. Michev (Forestry Univ.)
  1997.10.2.〜1999.9.30    [三輪 哲二]
T. Stirner (Technical Univ of Dresden)
  1997.10.8〜1998.3.31     [大堀 淳]
Y. D. Zhao (Hangzhon Univ.)
  1997.10.19〜1998.11.30   [柏原 正樹]
A. Sebbar (Univ.Bordeaux)
  1997.11.1〜1998.1.31     [河合 隆裕]
C. Marastoni (Uiv.Padova)
  1997.1.10〜1998.10.30    [柏原 正樹]
小林 昭七 (Univ.of California,Barkeley)
  1998.1.20〜1998.2.19     [落合 卓四郎]
O.Christiensen (Technical Univ.of Denmark)
  1998.2.2〜1998.2.11      [加藤 幹雄]
J.Lopez-Gomez (Computense Univ.of Madrid)
  1998.2.10〜1998.2.25     [永井 敏隆]
Eduardo Gracia-Rio (Univ.de Santiago de
  Compostela)
  1998.3.16〜1998.8.25     [松下 泰雄]
R.Hain (Duke University)
  1998.5.11〜1998.5.26     [森田 茂之]
Henri Berstycki (パリ第6大学)
  1998.9.15〜1998.10.30    [俣野  博]

報告
J.-U. H. Petersen (Queen Mary and
          Westfield College Univ.London)
   1994.4.1〜1997.8.9      [三輪 哲二]
J. W. Hoffman (Luisiana State Univ.)
  1996.7〜1997.6.末    [斎藤 公明]
B. Curtin  (Univ. of Wisconsin)
  1996.8.7〜1997.8.6       [坂内 英一]
原田 耕一郎 (Ohio State Univ.)
  1996.9.1〜1997.6.30      [宮本 雅彦]
H. Pinson (IMA, Univ. of Minnesota)
   1996.9.11〜1997.8.31    [柏原 正樹]
A. Dandashi (ICQA FANEX Australia)
   1996.10.17〜1997.9.30   [岡本 久]
P. Aviles (Illinois Univ.)
  1996.10.18〜1997.5.18    [儀我 美一]
S. Ferenczi (Univ.Marseille II)
  1996.11. 2〜12. 2        [伊藤  雄二]
V.P.Beronova (Bulgarian Academy of Sci)
   1996.12.3〜1997.11.30   [岡本 久]
A.T.Huckleberry (ルール大学)
  1997.1.6〜7.5            [小林 亮一]
F. Bogomolov (Courant Inst. for Math.Sci.,
        New York Univ.)
   1997.1.12〜1997.7.14   [宮岡 洋一]
L. Maligranda (Lulea Univ.)
   1997. 1.29〜1997. 3.13   [加藤 幹雄]
P.-H. Zieschang (Univ. Kiel)
  1997.2.15〜1997.12.14    [坂内 英一]
E. Opdam (Leiden Univ.)
  1997. 2.24〜1997. 3. 8   [三町 勝久]
D. Poguntke (Univ.Bielefeld)
  1997. 2.26〜1997. 4. 7   [野村 隆昭]
文 志英 (武漢大学)
  1997.3.1〜1997.4.30      [伊藤 雄二]
P.Viry (Univ.of Pisa)
   1997.3.3〜1997.11.30    [中島 玲二]
V. Gutev (Univ. of Sofia)
  1997.3.8〜1998.1.7      [野倉 嗣紀]
S. Pakulyak(Bogoliubov Lab for Theor.Phys)
  1997.3.10〜1997. 4.26  [柏原 正樹]
G. Brown (Jesus College Oxford)
   1997.3.20〜1997.5.20    [宮岡 洋一]
M. Nazarov (Univ. of York)
   1997.3.20〜1997.5.4     [三輪 哲二]
G. Sankaran (Bath Univ.)
   1997.3.25〜1997.6.30    [宮岡 洋一]
A. Corti (Cambridge Univ.)
   1997.3.28〜1997.6.20    [森 重文]
V. Alexcev (Univ. of Georgia)
   1997.3.30〜1997.6.30    [森 重文]
L. Arramov (U.S A. Purdue 大)
  1997.3.31〜1997.4.22     [蔵野 和彦]
O.Buneman (Univ. of Pennsylvania)
   1997.4.14〜1997.5.10    [大堀 淳]
S. Dolecki (Univ. of Bourgogne)
  1997.4.15〜1997.6. 1     [野倉 嗣紀]
P. Dazord (Univ.Claude Bernard Lyon)
  1997.4.24〜1997.5.25     [前田 吉昭]
M. Kleber (UC. Berkeley)
  1997.4.26〜1997.5.16     [三輪 哲二]
E. Vasserot (Univ.of Cergy-Pontoise)
  1997.4.28〜1997.5.25     [三輪 哲二]
M. Varagnolo (Univ. of Roma)
  1997.4.28〜1997.5.25     [三輪 哲二]
F.Oort (Utrecht大)
  1997.4〜5                [上野 健爾]
Ping Xu(徐 平) (The Penn. State Univ.)
  1997.5.1〜1997.7.31      [斎藤 恭司]
I. Cherednik (Univ.of North Carolina)
  1997.5.15〜1997.8.15     [三輪 哲二]
S. Keel (Texas Univ.)
  1997.6.1〜1997.6.14      [森 重文]
Nguyen Viet Dung (ハノイ数学研究所)
  1997.6.4〜1997.8.12      [今井 淳]
G. Dito (Bourgogne Univ.)
  1997.6.7〜1998.5.31      [小嶋 泉]
小林 昭七 (Univ.of California,Barkreley)
  1997.6.8〜1997.7.7       [落合 卓四郎]
D. Parashar (Robert Gordon Univ.)
  1997.6.12〜1997.7.12     [三輪 哲二]
A. Kogan (UC, Berkeley)
  1997.6.29〜1997.8.28     [三輪 哲二]
M. Yor (Paris大学)
  1997.6〜7     [楠岡 成雄・小谷 眞一]
M. Cannone (Univ. Paris 7)
  1997.6〜12      [浅野 潔,小川 卓克]
B. Feigin (Landau Inst.)
  1997.7.1〜1997.10.31     [三輪 哲二]
D. Pets (Technical Univ of Budapest)
  1997.7.4〜1997.8.3       [小嶋 泉]
A. Odesski (Inst.of Nonlinear Research)
  1997.7.6〜1997.8.8       [三輪 哲二]
B. Strumfelds (UC,Berkeley)
  1997.7.15〜1997.5.15     [斎藤 恭司]
Pavel Exner (Academy of Science, Czech)
  1997.8.6〜1997.8.13      [一瀬 孝]
M. Denker (Gottingen大)
  1997.8〜10               [佐藤 坦]
G. Olshanski (Inst.for Prob. of Info.Trans. Russian Acad. Sci.)
  1997.9.1〜1997.12.31     [柏原 正樹 ]
O.A. Laudal (Inst.of Math. Univ. of Oslo)
  1997.9.26〜1997.10.22    [坪井 昭二]
J. Krajcek(Oxford Univ.Acad Sci.Czech Rep.)
  1997.9.29〜10.6          [田中 一之]
A. Nilsson (Shockhohn Univ.)
  1997.10.1〜1997.12.20    [柏原 正樹]
V. Berthe (Univ. Marseille II)
  1997.10〜                [伊藤 雄二]
G. Frei (Univ. Laval, Canada)
  1997.10.8〜1997.10.20    [三宅 克哉]
K. Bekka (Univ. de Rennes I)
  1997.10.13〜1997.11.23   [小池 敏司]
J. G. Bak (Pohang Univ. Sci. and Tech.)
  1997.10.27〜1997.11.2    [猪狩 惺]
Y.-C. Kim (Korea Univ.)
  1997.10.27〜1997.11.2    [猪狩 惺]
J. Coates (Univ.Cambridge)
  1997.11.24〜1997.11.30   [栗原 将人]
G. Ranzy (Univ.Marseille II)
  1997.12.10〜             [伊藤 雄二]
J.R.Rosay (Madison Wisconsin大)
  1997.12.15〜1997.12.23   [野口 潤次郎]
S. Lu (Waterloo大)
 1997.12.19〜1997.12.22   [野口 潤次郎]
I. Graham (Tronto大 )
  1997.12.19〜1997.12.22   [野口 潤次郎]
I. Muller (Univ. Strasbourg)
  1998.1.10〜1998.1.31     [佐藤 文広]
Y. G. Oh (Madison Wisconsin大)
  1998.1.7〜1998.1.17      [深谷 賢治]

 なお,1997年3月から1997年12月までに当会と共催で講演をして下さったのは次の方々です.

V. S. Kiryakova (Bulgarian Acad.)
C. Andradas (University Complutense)
Steven Hutt (Seoul National University)
A. Hucklberry (Ruhr-Universitat)
Rockafellar,R.Tyrrell (University of Washington)
Andrzej Schinzel (ポーランド科学アカデミー数学研究所)
Roman DWILEWICZ (University of Warsaw)
Bruce C. Berndt (University of Illinois)
Corrado Marastoni (Padova 大学)
Pascal LAUBIN (Liege 大学)
Otto LIESS (Bologna 大学)

15.雑誌‘数学’及び欧文誌‘ジャーナル’のバックナンバーについて

 1995年の雑誌‘数学’および欧文誌‘ジャーナル’の43巻の在庫処分に引き続き,このたび44巻,45巻の在庫処分を行うことにいたしました.

  1. 44巻1号から45巻1号(1993年11月発行)までの雑誌を対象とします.
  2. バックナンバー御希望の方は,必ず葉書で,‘数学’‘ジャーナル’の区別を明記の上,m巻n号と,希望される雑誌の番号を一覧表にしてお申し込み下さい. 電話による申し込みは御遠慮下さい. なおこの件に関する問合せも書面にてお願いいたします.
  3. 事務局から郵送する雑誌の宛先を明記して下さい.
  4. お申し込みのあった雑誌は,在庫のあるものについては先着順にお送りいたします.
  5. 1冊あたりの価格は‘数学’は一律500円,‘ジャーナル’は一律1000円といたします. また郵送料は実費を負担していただきます. 雑誌発送時に振込用紙を同封いたします.
  6. 申し込みの締切日は1998年10月31日といたします.
  7. 1998年11月1日以降に,残部は全て廃棄いたします.

16.新郵便番号について

 1998年2月2日より,7桁の新郵便番号が実施されました. 今回の数学通信第2巻第4号より新郵便番号で送付致しましたが,新郵便番号が相違している場合,お手数ですが日本数学会事務局までお知らせ下さい.
 また,日本数学会の新郵便番号は
 113ー0033
です.

TEL (03)3816-5961 (担当 石井)

17.会費払い込みのお願い

 日頃は会費の払い込みにご協力頂きまして,ありがとうございます.
 この度も,下記の通り宜しくお願い致します.

┌──────────────────┐
│1997年度後期会費 9,000円           │
│  学割・高齢(70歳以上)6,000円   │
│1998年度前期会費 9,000円           │
│  学割・高齢(70歳以上)6,000円   │
└──────────────────┘

18.数学会通信の個人送付は1年1500円で

 日本数学会では1992年度から数学会通信(公募ニュース,来日数学者,おしらせ等)を毎月発行し,数学系の諸機関にほぼ毎月送付しております. 1998年度4月分から数学会通信を個人宛に送付ご希望の方は下記の要領でお申し込み下さい. 1年につき,1,500円の費用のご負担をお願いします.
 なお,数学会通信の内容(公募ニュース等)については,雑誌「数学通信」の誌面でも取りあげておりますが,1998年度の雑誌「数学通信」発行は4回の予定です.

申込期限:
1998年3月31日(火)
郵便振込先:
00150ー1ー179048
社団法人 日本数学会
(名簿綴じ込みの郵便振替用紙で,通信欄に,数学会通信1998年度分と明記下さい)