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日本数学会

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大韓数学会員とのさらなる交流のために

日本数学会(MSJ)と大韓数学会(KMS)との交流は、ほぼ7年前、2004年に始まり、学会における招待講演者の相互派遣、交換会員制度の導入、学術雑誌の交換、MSJ-SIへの若手研究者の招聘を行ってきました。招待講演者の相互派遣については、日本では、奇数年の秋季総合分科会にKMS会員による招待講演が今年までに4回行われており、韓国では、偶数年の秋にMSJ会員による講演が行われてきました。また、東日本大震災の折には、大韓数学会から 「数学研究者・大学院生へのオフィススペース提供」のお申し出をいただきました(数学通信第16巻第1号;2011年5月)。

2009年に2014年ICMのソウル開催がほぼ確定してから、KMSとの間で、2009年大阪大学での秋季総合分科会における意見交換、2009年12月のKMS-AMS joint meetingでのアジア太平洋地域の数学会長による学術交流のためのパネル討論会、2010年ICMでの意見交換、2010年POSTECHでのKMS Meetingにおける意見交換を行い、アジア数学会につながるMSJ、KMSの交流が必要であることを確認しました。またそのための具体的方策を検討する中で、九州大学で開催される2012年秋季総合分科会の折に、MSJ-KMS Joint Meetingを開催し、2つの数学会の会員の間の相互交流をより深めることを、日本数学会として提案しました。日韓数学者間の交流は近年いろいろな個別分野において急速に深まっておりますが、この提案は幅広い分野の数学者が一堂に会する場にKMSの方々を招待しようというものです。そのために秋季総合分科会の前日に招待講演からなるMSJ-KMS Joint Meeting 2012を開催するほか、今回限りの特例として、大韓数学会会員が一般講演へ参加することを認めたいと考えております。これは日本数学会の学会活動自体を世界へ発信する機会ともなります。

さて、大韓数学会 SUH, Dong Youp 会長の 2011年度秋季総合分科会でのご挨拶
(http://mathsoc.jp/en/publicity/KMSPresident20110929.html)
にもありますように、韓国で2012年にICMIがソウルで、2013年にAsian Mathematical Conferenceが釜山で、2014年にはICMがソウルで開催されます。 このような動きの中で、大韓数学会との数学の交流を深めることは、将来のアジア数学会の発足へ向けた大きなステップとなるものと考えています。

2012年秋季総合分科会において大韓数学会員と交流を深めることについて、会員の皆様のご理解とご協力をお願いしたいと存じます。

日本数学会理事長 宮岡洋一

以下の「数学通信」の記事に日韓の交流が深化してきた経緯が説明されています。