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日本数学会

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日本数学会のウエブサイト開設10周年

2010年6月28日

本日6月28日は日本数学会がウエブサイトを開設してから10周年にあたります。

今から10年前に初めて日本数学会は学術情報センターに「ホームページ」を設けました。その当時、雑誌“数学”前編集委員長・理事であった真島秀行現理事が作成済みの“数学”第1〜50巻の総目次を公開する関係で、ホームページの公開の責任者になったのでした。

当初のページを少し振り返ってみると、二段組で、左側に、以下のような項目 が配置してありました。

●学会紹介:
会員、分科会、組織・運営、沿革、
●学会の活動:
学術的会合、顕彰、刊行物(その中に“数学”のWEB PAGESを入れました)、その他
●最新情報:
学会プログラム、世界数学年2000

2段組みの右側には、日本数学会が長年使い続けてきて、この度ようやく正式シンボルマークとなった川崎徹郎氏作成のノッテェド・トーラスに”Mathematical Society of Japan”が一周するGif Annimationを置き、その周りに一般の方々がアクセスされたときに興味をもつであろう項目(世界数学年2000、市民講演会、藤岡おもしろ数学教室、学会パンフレット)を配し、その下に左側の項目の事項の大部分が見られるようになってました。

以上で振り返った最初のページのコンセプトは、織田孝幸氏、河野俊丈氏らの代々の理事によってずっと引き継がれていきました。その中で、英文ページが河野俊丈氏によって作成されました。また、ホームページの実質的管理はホームページ開設の3ヶ月後から山下靖さんによって行われてきました。

私がホームページの担当理事になったのは、いまから6年前の2004年度からです。そのとき引継ぎで織田孝幸氏から実現するように言われたのは「数学通信」とホームページの一体化でした。この目標は、「数学通信」のカレントおよびバックナンバーの電子化によって達成されたものと考えています。

2006年度から情報システム運用委員会が発足して、その委員長を4年間勤めて参りましたが、担当理事の2年間を含めて6年間もの期間、この仕事を勤めてこられたのは偏に多くの知人、友人のおかげだと思っています。この意味で非常に有意義な出会いが2004年度の秋季総合分科会でありました。北大の行木孝夫さんが呼びかけて、各大学でホームページ管理を行っている方の集まりを開いてくれたのです。そこには、山下靖さんをはじめ、数学のフリーソフトウエアの発展に大きく尽力してきた日本数学会webmaster の濱田龍義さん、日本数学会のインターネットビデオ公開に大きく貢献した麻生和彦さん、一般講演のオンライン投稿システムを開発してくれた内藤久資さん、久保仁さんがいました。また、その会の発起人の行木孝夫さんは、日本の数学文献の電子化の最大の功労者です。(このときの懇親会で、はじめて焼酎「魔王」を飲みましたが、その味は格別のものでした。)

日本数学会のホームページ運営には、先行する分科会のネットワーク管理も様々な形で活かされています。例えば、4年間運営委員を勤めてくれた足立匡義さんの管理する函数方程式論分科会のサイトや専門委員の酒井高司さんが管理する幾何学分科会のサイトです。

以上の人を起点とする人的なネットワークで日本数学会の情報基盤は運営されてきましたが、今後とも日本数学会を愛する人たちを集めながら多くの課題を解決していけたらと思っています。私は、情報システム運用委員長を6月いっぱいで退任して、委員会の担当理事として日本数学会のネットワークに残る2年間は関与する予定です。

今回、オンライン講演申込システムを導入して大成功の下に講演申込期間が終了しました。この他にも、セミナー・シンポジウム情報の流通のシステム化などいくつもの課題がありますが、その解決には会員の皆様のご協力が必須だと考えます。引き続き、皆様のご支援をお願いいたします。

最後になりますが、事務局の協力があってこそ日本数学会のネットワークが運営が円滑に行われたことも特筆すべきことだと思います。ここに事務局の皆さんに深く感謝します。

(文責 情報システム運用委員長 戸瀬信之)